「ミュージック・イン・ブック」を聴く

 曇り、最高気温30℃、最低気温26℃。北寄りの風が吹く。
 四国の南に台風があり、雲がスローモーションで西に移動している。
 7日は、二十四節気のひとつ白露だ。白露とは葉に露を置く。
 秋分の十五日前である。


 夜のNHKラジオの番組で、「ミュージック・イン・ブック」を聴いた。
 松浦寿輝トーク番組で、ゲストは養老孟司氏の第3回「表現としての音楽と言語」というテーマでの対談であった。
 ゲストからのリクエスト曲が対談の途中に放送された。


 ベートーベン作曲の「交響曲 第9番(合唱つき) 第4楽章から」
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団

 槇原敬之作詞・作曲の「世界に一つだけの花」歌・SMAP


 放送された音楽の秘める歴史的な文明論的な意味を二人が語る。
 ゲーテ博物学ゲーテニュートンと違った自然観をめぐる話、シラーの詩による歓喜の歌、養老さんがゲーテとシラーの自然観への親近感を語る。

 人間の意識が感覚を無視して言語を獲得したことと、動物は感覚だけであることから言語を獲得しなかったという。