アルフレッド・ヒチコックの映画「断崖」

映画「断崖」

 「アメリカ映画特集 ハリウッドの黄金期を飾った映画たち」の一本で、アルフレッド・ヒチコック監督の映画『断崖』(1941年、アメリカ、100分、白黒、Blu-ray 日本語字幕)を映像文化ライブラリーで観る。
 出演は、ジョーン・フォンテインケーリー・グラント、ナイゲル・ブルース、セドリック・ハードウィック
 
 
 真面目な女性リナは列車でハンサムなジョニーと偶然知り合い、駆落ち同然に結婚する。しかし、仕事に就いたジョニーは会社の金を使い込み、投資させた友人は不可解な死を遂げる。ジョニーに疑惑の目を向けるリナは、夫に殺される妄想に取り憑かれていく・・・。ヒッチコックらしい映像的技巧が全編にわたって冴える。(特集パンフレットより)
 原題はSuspicion。

 夫ジョニーの行動に不審を抱いた妻リナの疑惑と恐怖心を描く。
 断崖絶壁の上の道をフルスピードでジョニーが妻のリナを車に乗せて走るシーンは落ちるのではないかとハラハラドキドキした。
 見る者にリナの抱く疑心を持たせるヒチコック監督の演出術も感心した。ロマンティックなスリラー映画。
 ジョーン・フォンテインケーリー・グラントの美男美女ぶり、息の合った二人の演技も見どころだ。
 しかし、銀幕へは35ミリフィルムではなくて、Blu-ray上映でした。
 時代の流れというものでしょうかね。