先週、ケン・ローチ監督の映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年、イギリス、フランス、ベルギー、1時間40分、カラー)を観た。観客は20人ほど。
イギリスのニューカッスルの大工ダニエルは59歳、心臓の病気で医師から休業して養生するように言われている。役所に休業補償を申請するが、たらい回しにされ堪忍袋の緒が切れた・・・。
ロンドンから移住してきたシングルマザーのケイティ親子三人とダニエルは偶然出会った。隣人が貧困で困っているのを見ると放っておけない人情味あるダニエルであったが・・・。
食料や日常品を無料で配るフードバンクの列にケイティが並ぶ。
ダニエルは堪忍袋の緒が切れて役所の壁に自分の名前を書く。それを見て役所は警察を呼ぶが、街の人々はダニエルの行為に拍手喝采!
「エンドマーク」5月号、サロンシネマの今月の当館オススメ・ベスト3は、
1、ケン・ローチ監督「わたしは、ダニエル・ブレイク」80歳。
2、山田洋次監督「家族はつらいよ2」85歳。
3、降旗康男監督「追憶」82歳。木村大作撮影77歳。
3本とも明日はわが身を感じさす力作。おじ様監督たち、凄い。