日本SFの50年

イチゴ

 夜明けの気温が10度で、冷え込む。昼間も快晴で日差しが強く汗ばむほどだった。先日植えたイチゴの苗が根付いたようだ。
 昨日、NHK教育テレビの「新日曜美術館」で、「乱世を駆け抜けた天才絵師 狩野永徳」を観た。狩野山雪の「老梅図」に、枝が曲がりくねって、アルファベットのS字を横に倒したような、まるで身もだえするような梅の絵があるが、永徳の直筆と見られる絵にも、ちょっと狩野山雪を思わせる枝の絵があった。その辺が興味深いものがある。
 参照:狩野永徳http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2007/1021/index.html
 もうひとつ、ETV特集「21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜」という番組も観た。1963年に結成された「SF作家クラブ」の誕生の店の紹介から、その後の足跡をたどる。アニメや貴重な映像で、当時の雰囲気も味わえる。豊田有恒眉村卓星新一小松左京筒井康隆各氏やアトムの手塚治虫、その他多くの人のコメントなどもあって、懐かしい作品の顛末も分り興味が尽きなかった。
 老舗書店で見つけた『WASEDA bungaku Free Paper』から四方田犬彦の新連載「星とともに走る」と南陀楼綾繁の「けものみち計画の文豪擬獣化宣言」(画・内澤旬子)を読む。
 『新刊ニュース』11月号も入手。「ワーキングプアという現実」というタイトルの斉藤貴男と雨宮処凛の対談がある。