大晦日

雪とサザンカ

 今日は大晦日。夜明け前から雪になっていた。
 明るくなると外は雪景色でうっすらと白い。
 ふわふわ牡丹雪が舞う。植物に降った雪も、時折晴れて陽射しがあるのでしだいに消えた。
 一日中、0℃前後の気温で寒かった。
 古井由吉の『人生の色気』が面白い。残りは年を越して読むことになりそうだ。

 今月の3点にならって、わたしの今年の3点を書いておくと、古井由吉『人生の色気』、山口昌男『学問の春』、南陀楼綾繁一箱古本市の歩きかた』になる。
 11月の「一箱古本市」で南陀楼さんと談話できたのはよかった。
 番外編でCDで聴いた3点は、笑福亭仁鶴古今亭志ん朝の落語の数々と、同じくCDで聴いた阿川弘之『我が青春の記憶』である。
 すこし補足する。学童疎開(縁故疎開)を体験した世代としての朝日新聞の連載コラム蓮實重彦「私の収穫」と雑誌連載「随想」の文を挙げる。
 笑福亭仁鶴には「壺算」にまくらで縁故疎開の話がある。


 今年はにぎやかに紅白歌合戦を見ながら年越しそばを食べた。去りゆく2009年。ゴーンと除夜の鐘が聴こえて来た。
 このブログをお読みくださいました皆様に感謝します。
 迎える新年がよい年でありますように! 
人生の色気
新書479学問の春 (平凡社新書)
一箱古本市の歩きかた (光文社新書)