ラハイナまで来た理由

 21日は、二十四節気のひとつ小満であった。
 陽気が一段と増して、草木がしげり天地に満ちる頃になった。
 昆虫も盛んに活動しているのが見られる。
 モンシロチョウが花の終わったツツジに飛んで来ていた。翅(はね)に黒い紋がある。

 

シロチョウ科のチョウ。最も普通にみられるチョウで、翅(はね)の開張五、六センチ。翅は白色で、前翅の先端が黒く、前翅に二点、後ろ翅の前縁に一点の黒紋がある。幼虫は菜の青虫・菜種虫などとよばれ、キャベツ・ハクサイ・アブラナなどの葉を食べ、害虫ともなる。年数回発生し、ふつう、さなぎで越冬。  『大辞泉

 永江朗著『おじさんの哲学』の「まじめな人はこわい」で、五人(片岡義男天野祐吉谷川俊太郎小田実鶴見俊輔)の「叔父さん」について、永江さんが論じている。
 なるほどなぁ、とその見解を面白く読む。
 「叔父さんは単純なように見えて複雑――片岡義男」、これは片岡義男を論じるにあたって付けられたタイトルである。
 巻末に、「叔父さんを知るためのブックリスト」があり、読書案内を兼ねている。
 
 片岡義男の『英語で言うとはこういうこと』(角川書店)や『町からはじめて、旅へ』(晶文社)といった本を愛読しているが、片岡義男の生い立ちを知るには、「ラハイナまで来た理由」を読むのが参考になる。
 参照:「ラハイナまで来た理由」http://www.aozora.gr.jp/cards/001506/files/51367_38656.html