最近、手にとって見た本に永江朗著『おじさんの哲学』がある。
面白かった。タイトルを見ると、海野弘著『おじさん・おばさん論』を連想するのですが・・・。
海野弘さんの本の影響があるのかもしれない。
たとえば、「おじさんの哲学」に登場する山口昌男の巻で、タイトルは「叔父さんはトリックスター」となっているのですが、筆者が書店員時代にお客として来店していた山口昌男の本の代金支払いをめぐるトラブルのエピソードが当時の山口昌男さんを彷彿とさせますね。
登場する「おじさん」に付けられたタイトルが言い得て妙です。
花田清輝は、「叔父さんはのらりくらりと」
山口昌男は、「叔父さんはトリックスター」
森毅は、「叔父さんはええかげん」
植草甚一は、「叔父さんはスノッブ」
参照:「おじさんの哲学」http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=2&isbn=05058-1

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