葉櫻はつまらぬものよ隅田川

 20日、曇る。二十四節気のひとつ穀雨であった。穀物をうるおす春雨という意味のようです。
 22日、快晴で最高気温22℃、最低気温10℃。風が乾いているのでさわやかだ。
 ツツジが満開の季節になった。桜はソメイヨシノが葉桜になる。

 「葉櫻はつまらぬものよ隅田川
 明治二十九年の正岡子規の俳句です。

 先月の講談社学術文庫に尾本恵市著『ヒトはいかにして生まれたか』が出ていた。
 手にとってみると、アシュレイ・モンターギュのネオテニー論について語っている箇所があった。
 モンターギュのネオテニー論にふれて、

 《子どもは遊びに夢中になっているときがいちばんすばらしいのです。それから、愛、創造性、柔軟性、実験精神、それにユーモアのセンスも子どもの所産と考えられます。サルは笑いも泣きもしません。》  156〜157ページ