小沢信男著『俳句世がたり』のこと

サクラの落葉

 薄曇りで最高気温22℃、最低気温15℃。北寄りの風が吹く。
 風で散った街路樹のサクラの落葉が、幹の周辺に積み重なっていた。
 葉っぱを踏むとカサカサと音がする。
 白い猫がサクラの太い枝の部分に一匹うずくまっている。白い猫を見つけた通りがかった人がそっと近寄り、カメラで撮影している。
 歩くと汗ばむので上着を脱ぎシャツだけでちょうどよい。
 紅葉狩り客で紅葉の名所は一杯だ。モミジの葉の紅葉は今が見頃だ。

 「岩波書店の新刊」12月を入手。
 来月(12月)の新刊で、坪内稔典著『ヒマ道楽』と小沢信男著『俳句世がたり』(岩波新書)に注目した。坪内稔典さんの『モーロクのすすめ』の次の本は、『ヒマ道楽』というタイトルなのですね。ヒマ道楽とは? これは興味津々です。
 
 小沢信男さんの『俳句世がたり』の案内文より引用。

《祭に相撲、友人の死、敗戦の記憶、大震災――。浮き世の様々な出来事を、武玉川から虚子、子規、万太郎他、古今の俳句をつうじて描く。笑いを織り込み権力を撃つ練達の筆に、私たちの生きる近年の世相が鮮やかに浮かぶ。》

 『俳句世がたり』は、みすず書房の月刊誌「みすず」に小沢信男さんが連載している「賛々語々」をまとめたものでしょうか。

ヒマ道楽

ヒマ道楽

俳句世がたり (岩波新書)

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モーロクのすすめ――10の指南

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