PR誌から、ずっと《エトランジェ》でありつづける

 夕方から台風の風が吹き始める。最高気温27℃、湿度が高い。

 書店に寄った時に、講談社のPR誌「本」10月号を頂く。毎月、早めに書店に届くPR誌だ。

 今年の出版界でのPR誌の話題といえば、KADOKAWAのPR誌「本の旅人」が七月号をもって休刊することになったことであろうか。「図書」9月号の巻末、「こぼればなし」に、この休刊について、今後のPR誌のゆくえについて記していた。

 さて、「本」10月号では、堀江敏幸町田康西川照子の各氏の文に注目した。

 「文芸文庫フェアに寄せて」へ、「ずっと《エトランジェ》でありつづける」というタイトルで堀江敏幸さんが、3ページのちょっと長めの文を寄稿している。