「ゴーモン 珠玉のフランス映画史」からの一本。
モーリス・ピアラ監督の映画『私たちは一緒に年をとることはない』(1972年、フランス、イタリア、107分、カラー、Blu-ray、日本語字幕)を鑑賞。
出演、ジャン・ヤンヌ、マルレール・ジョベール。
映画監督のジャンは、6年前からカトリーヌと付き合っているが、妻のフランソワーズと生活を共にしている・・・。ピアラの自伝的な作品であり、ジャン・ユスターシュの『ママと娼婦』と並び、映画史に残るカップルについての傑作。
映画作家のジャンは、フランソワーズという妻がいるのだが、若いカトリーヌとも付き合っている。物語はジャンとカトリーヌの愛憎劇を中心に展開される。
カトリーヌを部屋から追い出したかと思うと、実家に帰っていたカトリーヌの家へ現れたりとか、二人が反発をしたり、延々と繰り返される。共に依存的な関係に陥って抜き差しならない。しかし、ラストまで退屈せずに見れた。
ジャン・ユスターシュの『ママと娼婦』と並び、映画史に残るカップルについての傑作という解説文があるのだが、映画『私たちは一緒に年をとることはない』の方が、映画としては先に公開されている。