犬が渡り椿がくぐり橋の昼

 紅色のヤブツバキの花が咲いていた。葉の縁(ふち)に小さなギザギザがある。葉に光沢がある常緑樹。

 

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 「流れゆく椿は曲り失せにけり」
 「犬が渡り椿がくぐり橋の昼」
 「籠り飛ぶ小鳥あるらし大椿」
 
 松本たかしの昭和十二年(1937年)の俳句です。

 最近、アルベール・カミュの小説『ペスト』のことを思い出します。
 フランスの植民地であったアルジェリアのオランを襲ったペストの話なのですが・・・。
 もう一つは、小松左京SF小説復活の日』ですね。

 

ペスト (新潮文庫)

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  • 作者:カミュ
  • 発売日: 1969/10/30
  • メディア: ペーパーバック
 

 

 

復活の日 (角川文庫)

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  • 作者:小松 左京
  • 発売日: 2018/08/24
  • メディア: 文庫