梅の実のいま少しほどふとりゐき

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 梅の木に実が鈴なりに生(な)っていました。バラ科の落葉高木で、かおりのいい白や紅の花が早春に咲きます。梅干しにするにはまだ早いかな。

 

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 「更衣(ころもがへ)ひとの煙草の香の来るも
 「梅の実のいま少しほどふとりゐき

 中村汀女の昭和九年(1934年)の俳句です。