映画『ユリウシュ』

 ポーランド映画祭の一本でアレクサンデル・ピェトシャク監督の映画『ユリウシュ』(2018年、97分、カラー、日本語字幕、デジタル)を観ました。美術教師のユリウシュの父は絵描きであるのだが、息子からみて破天荒な生活を送っている。心臓発作で入院しているのを見舞ったが、元気になるとまた家に戻ると息子から見て見知らぬ人々を集めてはどんちゃん騒ぎを繰り広げるのだった。
 父の昔描いた女性の一枚の絵をめぐって過去の知られざる父の秘密が、ユリウシュに気づかされるのだった。強烈な個性の父親役のイエジー・スコリモフスキ監督の怪演が印象的な喜劇映画です。