「自然に親しむ」を聴く

椿のつぼみ

 街路樹の椿のつぼみが色づいて来た。ほんのり紅色をしている。
 昨夜、ラジオ深夜便は明石勇アナウンサーの担当日であった。ないとガイド「自然に親しむ」を聴く。
 今月は奇数月でゲストは内山節氏であった。群馬県上野村の近況から話が始まる。
 神社仏閣の文化財の木造建築につかう建築材に、使う木が少なくなっているので、その木を供給するための森づくりの話であった。
 桧皮葺(ひわだぶき)の桧皮(ひわだ)の作り方をめぐる内山氏の話が興味深い。
 二百五十年くらいの木を使って文化財の木造建築に使う。
 京都のお寺でも、木を確保するために森を持つ動きがあるという。
 なんとか維持できる体制を保つためにも、として。
 問題は森の所有者が亡くなった時に、木に対して相続税がかかって来ることですね。数億円という相続税で相続したひとが、もうどうにもならない。制度的に、なんとかしていかないと・・・。
 昔のひとたちは百年という期間で森をつくっていたんですね。