ロバート・キャンベル氏の話

キンモクセイ

 快晴で乾いた風が吹く。金木犀キンモクセイ)の香りがあちこちの庭木や街路樹から漂って来る。匂いといえば最近、よく見かけるのが開店したばかりのたい焼き屋さんだ。
 そのお店の前を通り過ぎる時に、たい焼きを焼く匂いがする。
 うーむ。お店の屋号が○○屋、とか□□屋といった苗字のお店が多い。

 モクセイ科の常緑低木。よく分枝し、葉は狭長楕円形。雌雄異株。秋、強い芳香のある赤黄色の小花を密集してつける。中国の原産。古くから庭木とされる。  『大辞泉

 昨夜のラジオ深夜便は榊寿之アナウンサーの担当日で、「人生私流」は出演がロバート・キャンベル氏だった。
 江戸文学、自叙伝にしても人間の描き方が面白いんですよ。
 江戸時代の人たちは身分制度がしっかりしていて、停滞していた社会と言われますが、生きる余白を見出せる時代だったんですね。エキセントリックな生き方が許される社会だったんですね。

 「私が江戸の文化を好きになった理由」というタイトルで、江戸の文学、とりわけ漢詩の面白さから始まって展開されるロバート・キャンベル氏の談話が面白かった。
 あとでもう少し書き留めておこう。
 夕方、ブックオフで二冊、購入。各105円。
 増原良彦『切りかえしの論理』(1982年、ダイヤモンド社
 都留重人近代経済学の群像』(1993年、現代教養文庫