植え付けとイチジク

イチジク

園芸店で買って来ていたキャベツとイチゴの苗を植え付ける。肥料も施す。
 午後、イチジク畑のそばを通りかかると、道に接して熟した実が鈴なりに生(な)っていた。
 近くに寄って眺める。今年の夏はイチジクの害虫のカミキリムシを一匹も見かけなかった。
 昆虫主義者には寂しい。

 クワ科の落葉高木。高さ約四メートル。葉は手のひら状に裂けていて、互生する。初夏、卵大の花嚢(かのう)を生じ、内部に多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。熟すと暗紫色になり、甘く、生食のほかジャムなどにする。茎・葉は薬用。寛永年間(一六二四 一六四二)に渡来した。日本のものは雄花を欠き、挿し木でふやす。いちじゅく。  『大辞泉

 
 今朝の朝日新聞に「もっと本を!! 再読ガイド」に植草甚一著『ぼくは散歩と雑学がすき』(晶文社)がこの夏に復刊されたことをめぐっての記事あり。ちょうど、津野海太郎の『おかしな時代』で小野二郎植草甚一にふれたところを読んでいたので注目した。
 他に、岩本素白著『東海道品川宿』、吉田健一著『酒肴酒』、田中小実昌著『バスに乗って』などが紹介されていた。
 夕方、散歩の途中T古書店の二冊百円の店頭棚で四冊買う。一冊50円。
 バートランド・ラッセル『新訳 哲学入門』(中村秀吉訳、1989年52刷、現代教養文庫
 泉麻人『通勤快毒』(2004年、講談社文庫)
 小田島雄志『駄ジャレの流儀』(2003年、講談社文庫)
 辻静雄『うまいもの事典』(1985年、光文社文庫

ぼくは散歩と雑学がすき

ぼくは散歩と雑学がすき