ふらふらと行けば菜の花はや見ゆる


 21日は二十四節気のひとつ春分で、最高気温13℃。今日は11℃だった。
 良く晴れた青空に菜の花が咲いていた。北風は冷たいが、陽射しは温かい。
 風にゆれる黄色い花弁(はなびら)が春を感じさせる。
 風に吹かれて、ふらふらと花がゆれる。

 子規の句に、「ふらふらと行けば菜の花はや見ゆる」。明治二十六年の句である。

 先週、フェデリコ・フェリーニ監督特集が映像文化ライブラリーで5本上映された。
 最初の3本を観ることができた。連日、いずれも満席で、3本目は立ち見で見る。
(クッション・シートが配られる)
 17日、『青春群像』(1953年、イタリア、フランス、106分、白黒)
 18日、『崖』(1955年、イタリア、フランス、95分、白黒)
 19日、『甘い生活』(1959年、イタリア、173分、白黒)
 『8 1/2』(1963年、イタリア、138分、白黒)と『魂のジュリエッタ』(1964年、イタリア、フランス、138分、カラー)は見逃す。この2本はあいにく見られなかった。
 それはさて置き、トマス・ピンチョン関連ですが、「サトチョンの翻訳日記」で、「ピンチョン通信」が面白いので読んでいる。