街路樹の椿が咲きはじめた。高さは五メートルほど。ツバキ科の常緑高木だ。
葉に艶(つや)があり、花弁は五枚。
多くの雄しべが、湯のみ茶碗のような形をした花弁(はなびら)の中央に見られる。
子規の句に、「ひねくりし一枝活けぬ花椿」。明治二十九年の句である。
近く出る本で、海野弘著『おじさん・おばさん論』(幻戯書房)に注目!
「第1章 おじさん・おばさん考現学」
「第2章 大いなるおじさん・おばさんたち」
「第3章 おじさん・おばさん100人」
海野さんは《おじさん・おばさんは、両親による上下の直線的継承とはちがい、斜めに文化や知識を伝える。》と言う。
どんな伯父さん、叔父さん、伯母さん、叔母さんを見せてくれるか楽しみだ。
参照:「おじさん・おばさん論」http://genkishobo.exblog.jp/13021189/