道々の菊や紅葉や右左

 19日、朝からの雨が午後に止み、晴れ間が見えた。気温が20℃近くまで上がる。
 街路樹の紅葉が進み、色鮮やかな葉が散り始めた。
 「道々の菊や紅葉や右左」、正岡子規の明治二十六年の句である。前書きは、「王子途中」で、 これは、王子へ行く途中の景色を詠んだのだろうか。
 明治二十七年の句に、「山に倚つて家まばらなりむら紅葉」がある。
 「蒲田眺望」という前書きがあるので、この句は蒲田が望まれる高台から見た光景では?

 
 20日は夕方にかけて冷え込む。ニュースでは明日は気温が一日中10℃前後まで下がると報じている。
 今の時期は、木星の観望に最適である。夕方の東の空に昇る木星、夜半前に南中する木星と一晩中観望できる。