紅葉狩と月見草

トウカエデ

 11月22日は二十四節気のひとつ小雪ですが、小春日和の日がつづいて街路樹の木々は美しい紅葉や黄葉を見せてくれます。高さ15メートルほどのトウカエデが紅葉していました。

 立ち止まってうっとり眺めていました、今が紅葉狩りの季節ですね。
 蕪村の句に、「さくらさへ紅葉しにけり鹿の声」(明和八年)
 久女の句に、「大嶺に歩み迫りぬ紅葉狩
 夕方、月が東の空に昇っていました。きれいなまあるい満月。南の空の方には木星が高く眺められました。
 昨夜のNHKラジオ第2で、ことば力アップ「教科書の名作を読む」という番組で、「高校教科書の名作」『富嶽百景』(太宰治)の朗読を聴きましたが、じんわりと体に染み透るように感じられて良かったです。『富嶽百景』で富士には月見草がよく似合うのフレーズが印象的でした。