コブシと『ウィリアム・モリス通信』のこと

 19日は二十四節気のひとつ雨水であったが、今日は朝から曇り空の今にも雨の降りそうな空模様で、夕方を迎える頃に雨が降りだした。草木はまだ冬の風景である。
 コブシの樹を通りすがりに見た。つぼみはまだ堅そうだ。手でつまんでみる。
 よく見ると、コブシはモクレンのつぼみに似ている。

 今月の新刊にみすず書房から小野二郎の本が出た。
 『ウィリアム・モリス通信』というタイトルだ。
 川端康雄 ・編で、ウィリアム・モリス関連の文章が多いようだ。解説も川端康雄氏。
 「イギリスのオークについて」や「住み手の要求の自己解体をこそ――住宅の街路化への提案」や「雛罌粟と小麦」といった文章が読みたい。
 オーク→ドングリ→豚の餌だったか。(記憶が違っているかもしれない。)
 小野二郎さんの本で好きなのは『紅茶を受皿で――イギリス民衆芸術覚書』や『ベーコン・エッグの背景』などイギリス庶民の食生活をめぐる考察が面白く楽しめたものです。
 参照:『ウィリアム・モリス通信』http://www.msz.co.jp/book/detail/08097.html

ベーコン・エッグの背景 (犀の本)

ベーコン・エッグの背景 (犀の本)