飯田蛇笏君

 日の出前に東の空に、金星が明るく光っている。
 高度は40度ほどである。
 午前から午後にかけて青空に台風の影響で白い雲が速く流れてゆくのだった。
 猛暑で34℃を超えた。夕方、東の空に月が昇って来ていた。
 「炎天を槍(やり)のごとくに涼気過ぐ」(飯田蛇笏)
 「兎も片耳垂るる大暑かな」(芥川龍之介
 俳句は十七音が基本ですが、字余り・字足らずの句があります。
 芥川龍之介の句、「兎も片耳垂るる大暑かな」も、字足らずの例です。
 飯田蛇笏は明治十八年の生まれ。
 それはさて置き、芥川龍之介が、飯田蛇笏を飯田蛇笏君と呼ぶ様になるまでの事情を語った文がちょっと面白かった。
 参照:「飯田蛇笏」http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/43362_26111.html