朝の番組でNHKラジオの「著者に聞きたい 本のツボ」を聴いた。
上下二巻、『妖怪萬画 絵師たちの競演』の著者・和田京子さんの出演。
その談話の聞き書きです。
平安時代12世紀より妖怪画が描かれてくる。ハイライトは江戸時代の鳥山石燕(とりやませきえん)の『画図百鬼夜行』。
江戸時代、(妖怪画を)木版画で複製。
みんなに好まれるキャラクターとしての妖怪が生まれる。
アンパンマンもある意味同じ。(妖怪は)現実のパロディ、江戸時代も人気があった。
大人から子供まで親しまれてきた。
妖怪画というのは美術史の中でもふれてこられなかった。
(妖怪画というもので)人間の精神の歴史を柳田国男を引用し、人間のネガティブなものを、人間がどう対処しようとしてきたか。
人間は(妖怪画が)生きていくのに力になる。
憂き世(浮世)を転換して、生へのエネルギーを与えてくれる。
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