山深し樫の葉落ちる紅葉散る

 紅葉狩りの季節です。
 「山深し樫の葉落ちる紅葉散る
 明治二十八年の正岡子規の俳句である。
 この年、子規は三月三日東京を発(た)って、汽車にて大阪に向かう。
 大阪に一泊して広島へ向かう。
 三月十八日、松山に帰った。
 二、三日を過ごし広島に戻る。
 四月十日、近衛師団司令部と共に海城丸に乗り宇品を出航した。
 参照:「従軍紀事」http://www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/50392_40119.html