鴨と片岡義男著『町からはじめて、旅へ』のこと


 晴れる。最高気温8℃、最低気温1℃。青空で陽射しが強い。常緑樹の葉が光に照らされている。
 冬の渡り鳥が堀に群れていた。鴨(かも)の仲間で、キンクロハジロ(金黒羽白)だ。
 からだの黒と白の模様に特徴がある。水面にひとかたまりの群れをつくっている。
 観察していると、鴨たちは静かに水面を滑り近づいて来た。
 鴨が動くと鏡に見えた水の表面に波紋が作り出される。
 雄の羽の色が黒と白とで目立つ。目が金色の○印が鮮やかに刻印されている感じだ。

 カモ科の鳥。全長は雄が四四センチ、雌が三八センチくらい。雄は腹が白いほかは全体に黒色で、頭に冠羽がある。雌は腹が白く、上体は茶色。ユーラシア北部で繁殖し、日本には冬鳥として湖や川・海岸に渡来。  『大辞泉 

 キンクロハジロの群れの中に混じって白と茶の羽の色をした鴨がいた。 ホシハジロ(星羽白)という鴨であった。

 「図書」2月号に、片岡義男「そっくり・そのままの自分は何処へ」が掲載されている。
 読むと、二十二歳の片岡義男さんの翻訳と翻訳以外の文章の「勤勉な労働の日々」の始まりをめぐっての回想が興味深かった。
 その片岡義男さんの新刊が晶文社から出た。
 といっても1976年4月初版の復刊である。

 参照:片岡義男著『町からはじめて、旅へ』(晶文社http://www.shobunsha.co.jp/?p=3457
 「晶文社創業55周年記念企画 第一弾――今こそ、片岡義男!」

 『10セントの意識革命』と『ロンサム・カウボーイ』の2冊も同時復刊される。
 新しい読者が増えればいいですね。

町からはじめて、旅へ

町からはじめて、旅へ

10セントの意識革命

10セントの意識革命

ロンサム・カウボーイ

ロンサム・カウボーイ