対談「アメリカから遠く離れて」

 『瀬川昌久自選著作集1954〜2014』から、「モダン・ジャズの巨匠 ジョン・ルイス」(一九六三年十二月『スイングジャーナル』掲載)、対談「アメリカから遠く離れて 瀬川昌久×蓮實重彦」(司会=大谷能生)を読む。

 対談「アメリカから遠く離れて」は、副題が「ジャズと映画をめぐって」。

 対談で、小津安二郎の昭和八年(一九三三年)の映画『非常線の女』、『東京の女』についてと、昭和六年(一九三一年)の映画『淑女と髯』をめぐる当時のエピソードなども語られて面白い。興味深い談話である。