葉桜や町を見下ろす白き犬

山吹(ヤマブキ)の花

 桜は葉桜になった。山吹(ヤマブキ)は黄金色(こがねいろ)の八重咲きが咲き出しました。
 
 

バラ科の落葉低木。山間の湿地に多く、群生する。葉は互生し、卵形で先がとがり、縁に二重のとげとげがある。晩春、黄色の五弁花を開き、実は暗褐色。古くから庭木とされ、八重咲きのものは実がならない。  『大辞泉

 「葉桜や町を見下ろす白き犬

 中村草田男の俳句で、昭和十九年(1944年)の句です。

 書店でPR誌を数冊頂いた。紀伊國屋書店のscripta43号で、30年後の「谷根千」2(森まゆみ)は創刊号の頃をめぐる回想記でした。創刊号の頃の絵マップに載っていた店が半数以上なくなっている最近の事情も語られています。