左右より萩ひざまづく石に腰

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 ハギ(萩)の花が咲き、伸びた枝が風に吹かれていた。花は小さな蝶が集まっている風情だ。葉は三枚の楕円形の小さな葉で形をなしている。秋の七草。今が見頃です。

マメ科ハギ属の落葉低木の総称。山野に生え、葉は三枚の小葉からなる複葉。秋、蝶形の花を総状につけ、ふつう紅紫色。ミヤギノハギ、マルバハギなどがあり、特にヤマハギをさす。古くから庭園に植えられ、秋の七草の一。歌に鹿や雁と取り合わせて詠まれ、異称も多く、鹿鳴草(しかなくさ)・鹿の花妻・風聞草(かぜききぐさ)・月見草・庭見草などがある。胡枝花。からはぎ。  『大辞泉

 「萩一枝石に乗りゐてすがれけり

 「こぼれ萩受けてあたかも浮葉かな

 「左右より萩ひざまづく石に腰

 萩を詠んだ松本たかしの句です。