時代を鋭く突くサイの角
今も昔も気になる本に犀のマーク
晶文社
創業記念60周年記念フェア
先日、書店のブックフェアで、上記のようなパネルを掲げた晶文社のブックフェア本が展示されていました。「晶文社60周年記念冊子」が置いてあり、無料配布の小冊子でした。手に取って見ました。
小冊子の内容は、
創業60周年にあたって
略年譜1960―2020
特別寄稿・内田樹、岸本佐知子、西村佳哲、吉本ばなな。
「ご挨拶――創業60周年にあたって」より一部引用すると、
《小社は本年二月三日に、創業60周年をむかえます。
創業は、一九六〇年(昭和三五年)。創業出版は寺田透『理知と情念』、大岡信『抒情の批判』の二著でした。創業のあいさつを、初代社長中村勝哉とともに会社設立に加わった小野二郎は、次のように記しています。
「私どもは、このたび晶文社という名のささやかな書肆を開きました。俗にいう山椒は小粒でもピリリと辛いの意気です。もっとも先端的で、同時にもっとも伝統的なもの、要するに語の根源的な意味でのラジカルな出版物を出したいというのが私どもの願いです。」》
特別寄稿の岸本佐知子さんの「この話、誰にもしたことないんだけど」という寄稿文を興味深く読みました。