昨夜、NHKのラジオ番組で「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いた。前半の「ヒミツの本棚」が藤本和子著『ブルースだってただの唄』が採り上げられて紹介される。リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』、『ビッグ・サーの南軍将軍』、『西瓜糖の日々』の翻訳者が藤本和子さんであり、ブローティガンの本の愛読者として、今回の「飛ぶ教室」の談話をわくわく興味深く聴いた。
後半の「きょうのセンセイ」のゲストが、翻訳家の岸本佐知子さん。
新作のエッセイ『死ぬまでに行きたい海』について高橋源一郎が質問をする。質問に答える岸本さんの談話も面白かった。昨年2月に開催された 晶文社 のブックフェアの「晶文社60周年記念冊子」の特別寄稿「この話、誰にもしたことないんだけど」と題して岸本佐知子さんが寄稿している。ブローティガンがなければ、今の自分はたぶんこの仕事をしていなかったにちがいないからだ、と述べている。
参照:岸本佐知子さんおすすめ 聞き書きの名著復刊。藤本和子著『ブルースだってただの唄』|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる