二百十日

 今日は雑節でいえば、「二百十日」である。晴れてやや暑い日だった。

立春から数えて二一〇日目、九月一日ごろにあたる。台風襲来の時期で、稲の開花期にあたるため、昔から二百二十日とともに農家の厄日とされる。  『大辞泉

 野尻抱影の『星三百六十五夜』(中公文庫)の「二百十日」に、この日を厄日ときめたのは、貞享年中の幕府の暦掛り保井春海であると言う。そのエピソードが書かれていた。こういう雑学がオモシロイ。
 先日、今年はじめてシオカラトンボを見た。今日は、アキアカネらしきトンボが一匹で飛んでいるのに遭遇した。なかなか見られなくなったトンボだ。
 夕方、晴れた南の空に半月が見られた。上弦の月だ。南西の空には木星がまだ明るく輝いている。どちらも高度が三〇度くらいだった。