『ずら〜りカエル ならべてみると・・・』

睡蓮の花

 昨日の午後から曇り、夕方に雷雨があったが、夜半に晴れ上がった。
 今日、公園の池に寄る。不思議に蛙を見かけない。鳴き声もしない。一昨日(おととい)蛙を見かけたのに・・・。
 池の近くでギターを弾いて歌っている男がいた。胡坐をかいて座っている。一曲、聴いた。以前にも聴いたことがある人のような気もする。
 夕方の晴れた西空に金星と月が昇っていた。金星の高度は三十五度近くもある。その右下に三日月が並んで光っている。久しぶりに星が数多く見られる夜空になりそうだ。
 松橋利光・写真/高岡昌江・文『ずら〜りカエル ならべてみると・・・』(アリス館)を眺める。日本のカエルは43種あり、一番多いのはアカガエルの仲間で、どうやらこの池の蛙は、トノサマガエルのようだ。

うごきがすばやくジャンプ力があり、およぎもうまい。写真のようにせなかに白いすじがあるのはメスで、オスは緑か黄色のすじがある。大きな声でよく鳴いているオスがつよい。  25頁

 ブックオフで、安野光雅・絵/西内久典・文『かず』1992年(福音館書店)を買う。
 内山節の『山里紀行』*1を読みつづける。フランスのロレーヌ地方のロングウィの町を訪れた筆者が、購入した地図で釣りをしようと川を探す話があるが、ちょっとリチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』を思い起こす場面がある。
ずらーりカエル ならべてみると…