アキ・カウリスマキの『街のあかり』

 フィンランドといえば、映画『かもめ食堂』だけではなく、アキ・カウリスマキ監督の映画『浮き雲』、『過去のない男』につづく三部作『街のあかり』が七月に公開される。
 この作品について、アキ・カウリスマキの言葉がある。

私の新作『街のあかり』は、『浮き雲』『過去のない男』に続く敗者三部作の最終章です。『浮き雲』では“失業”を、『過去のない男』では“ホームレス”をテーマにしてきましたが、今回のテーマは“孤独”です。

 この「街のあかり」でも、お気に入りの女優カティ・オウティネンが出演しているので楽しみだ。
 昨日、老舗書店で『新刊ニュース』『本の時間』『本の話』2007年6月号をもらう。新刊案内を読むのが愉しみだ。
 堀江敏幸の「囲みつつ、開く。」を『新刊ニュース』で読んだ。『めぐらし屋』の執筆事情が語られている。ふーむ。なるほどね。
 『バン・マリーへの手紙』も単行本になったね。雑誌連載の最終回が、昨年(2006年)のこの頃だったかな。