みじか夜や毛むしの上に露の玉

ニガウリ

 早朝、ニガウリと赤ネギの苗を植える。夜が明けるのが早い。今朝は幸い雨は降らなかった。梅雨の中休みである。
 蕪村の句に、

みじか夜や毛むしの上に露の玉

 明和六年五月二十日の句である。
 正午過ぎに川を渡っているとアオサギが、一羽浅瀬に見下ろせた。人の気配を察すると、素早くつばさを広げながら飛び去ってゆく。 
 朝日新聞の読書欄の「たいせつな本」で、柴田元幸㊤が『リーダーズ英和辞典』を挙げていた。現代英語を読む上での情報が満載で、「電子版」も座右の書だという。
 夕方、ブックオフの新しい店で三冊買う。105円棚で、
 荒井良二『ルフラン ルフラン2』2006年初版(プチグラパブリッシング
 養老孟司『毒にも薬にもなる話』2003年5刷(中公文庫)
 池澤夏樹『むくどり通信』1997年第1刷(朝日文芸文庫)
 『中央公論』での養老孟司川本三郎の連載が六月号で終わった。養老さんの方はタイトルを変えながら長く連載されたものだ。ちょっと寂しいような気がしないでもない。その代わりに、茂木健一郎の『新・森の生活』の連載が、馴染んできたかな。
 ソローの『森の生活』を意識してつけたようなタイトルだが・・・。