昨日のNHKラジオの「あさいちばん」で、「中山間地を守る社会的意味は」と題した短い放送で、内山節氏の話を聴いた。聞き手は木村知義アナウンサー。
「たとえば、棚田でもそうですけれども、生産効率から言うと棚田っていうのは、決してそんなにいい場所ではないんですね。むしろ、大変な場所ですね。だけども、そこに都市の人たちが協力をし合って、一緒になって棚田を守って行こうってことになりますと、新しい価値が付与されて、守れる仕組みが出来てゆく。」
他に「ときめきインタビュー・アンコール」で、「こぐこぐ自転車」の伊藤礼さんの話を録音したのを、後で聴く。
午後、にわか雨があり、後に晴れ上がった。
夕方、南の空には半月が高く昇っている。青空に上弦の月が眺められた。公園の池に寄り道する。すっかりハスの花が散ってしまい、花托(かたく)が残って大きくなっている。ハスの茶色の種が中に見られた。葉に雨のしずくが集って丸まっている。
ブックオフで、四冊買う。一〇五円棚から。
稲垣足穂『生活に夢を持っていない人々のための童話』1988年(第三文明社)
川本三郎『本のちょっとの話』2002年第3刷(新書館)
板坂元『遥かなる隣国アメリカ』1980年(講談社)
清水哲男『続・清水哲男詩集』1997年(思潮社)
タルホの本は、小口をずらすとハレー彗星(?)が現れる装丁である。
板坂元の本のあとがきに、鷲尾賢也氏への謝意が述べられていた。ちょっと吃驚する。田村義也氏の『ゆの字ものがたり』の別冊付録に、鷲尾氏が、多田道太郎の『ことわざの風景』(講談社)の装丁を田村氏へ依頼した頃の回想文があったので・・・。