節分。朝方は曇っていたが、夕方までは晴れていた。夕方近くなって霧雨で曇る。夜半に雲間に星が見える。
街路樹のハクモクレン(白木蓮)のつぼみが膨らんでいた。まだ小粒だが、この寒風の中でも膨らんで来ている。
夜、節分の豆まき。海苔巻きを作り食べる。恵方巻と近頃呼んでいる。
立春の前日。二月三日ごろ。この夜、鬼打ちの豆をまいたり、柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭をさしたものを戸口にはさんだりして、邪気を払う習慣がある。 『大辞泉』
『大辞泉』の引用句は、秋桜子の句、「節分や家(や)ぬちかがやく夜半の月」。
蕪村の句に、「柊(ひいらぎ)さす果(はて)しや外(そ)トの浜びさし」。安永六年の句である。
夕方、ブックオフに寄って、三冊購入。
長新太『キャベツくん』1980年(文研出版)
嵐山光三郎『東京旅行記』1992年第四刷(マガジンハウス)
中野翠『毎日一人はおもしろい人がいる』2002年(講談社)