「新・話の泉」を聴く

バラの花コッパーポット

 公園のバラ園に寄り道する。コッパーポット(Copper Pot)という名前のバラの色が目を引いた。
 薄いオレンジ色だ。バラ園の上をクロアゲハが舞っている。今年初めて見る。
 夜、NHKラジオの番組「新・話の泉」を聴く。
 五月の第一週の出演は、立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史の各氏で、司会は渡邊あゆみアナウンサーだった。
 冒頭、今、見どころのある若者をめぐる話題から、番組が始まる。
 司会の渡邊さんが、皆様のお陰で、日本の未来が明るく見えてきました。 私流に言えば「見どころのある若者」は「新・話の泉」を熱心に聴く若者です。と、こう言って締めくくる。
 それから、四曲歌謡曲が流れる。共通するものは何か? という渡邊アナウンサーの質問があり、それに対して、全部漢字三文字の曲ですと回答がある。それが正解。そこで問題になる。
 「このままほっておくと、絶滅してしまうのではないかと思います。三文字熟語を挙げてもらいましょう。古風であればあるほど良しとします。」と質問する。
 回答は、世間体、青二才、雨合羽、地獄耳、一張羅、超特急、唐変木、金輪際、美人局、生半可、伊達男、半可通、風来坊、用心棒、恋女房、横恋慕、愁嘆場、摩天楼、天然色、木戸銭・・・。といった三文字熟語が挙げられ、これらの言葉をめぐる談話に花が咲き、面白い。
 この問題の終わりにあたって、渡邊さんが「このあたりで大団円にしていただこうと思います。」と締めくくった。大団円は三文字熟語であるのが味噌であり、落ちですね。面白い洒落だった。
 このあと、「世の中審議会」がつづく。
 けたたましいハチャトリアンの「剣の舞」の曲の後の問題は、「世の中審議会」で食の問題であった。
 わが国の食料自給率39パーセント(2006年)、少子化や格差の問題に較べますと、まだ自給率の問題のほうが解決策は見つけられるんじゃないかと思うんですよ。
 さあー、みなさんにお知恵拝借しましょう。米離れはなぜ起こったのか?
 ご飯談議が盛り上がる。炊き立てのご飯の美味しさ、ご飯料理の話になる。
 最後は、家元立川談志の落語検定があって、その後に家元のジョークでお仕舞いになった。
 ところで、落語検定の後、家元が冗談で「封筒に一万円を入れて送ってくれれば答え教えます。」と言うので、大笑いになる。