イトトンボと雑誌『自由時間』

アオモンイトトンボ

 27日夕方、公園の池に寄る。カエルの鳴き声が時折する。先週からカエルの鳴き声が聞こえるようになったのだ。
 ハスの葉にトンボがいた。細くて3センチほどの大きさである。5センチほど離したカメラへもトンボは反応なし。逃げたりしないので、観察をつづける。まわりのハスの葉に、何匹かとまっている。
 細いからだで、腹部の先が青い色をしている。きれいな宝石のような色だ。調べると、「クロイトトンボ」のオスだった。
 
 蕪村の句に、「飛石も三ッ四ッ蓮のうき葉哉」。

 「本はねころんで」で雑誌『自由時間』(土曜美術社)について書いているのを読んだ。それで、ちょっとコメントします。
 創刊号に深沢七郎長谷川四郎の対談がありました。写真付で。
 この雑誌は長くは続かなかったのですね。いつの間にか休刊していたような記憶があります。今から思うとすごく厚みの薄い雑誌でしたね。何年か前、本の整理をしていて古本屋さんへ売り払って、手元にないのですが、あとでその古書店の棚をみると400円の値がついていました。これは余談でした。買い戻そうかとも一瞬しましたが・・・。
 田中小実昌の小説は初めて、この雑誌で読みました。
 登場人物がプールで一日を過ごす時間を描いたような物語でしたかね。