園芸店で冬野菜の苗を買う。高菜、茎ブロッコリー(店での表示は棒ブロッコリー)、パセリの苗。
蕪村の句に、「茸狩(たけから)ん似雲(じうん)が鍋の煮(にゆ)るうち」。*1
光田和伸著『恋の隠し方』(青草書房)、副題が《兼好と「徒然草」》で、本文の「糧(かて)のちから」までを読んだ。
文字のサイズが大きい。とても読みやすい。「糧のちから」は『徒然草』のなかにある食べ物を話題にした章段がたくさんあるが、一一九段の鰹(かつお)という魚をめぐって、兼好が鎌倉で生まれ育ったのではあるまいか、という話を展開している。
兼好はたぶん六、七歳までそこで育ったのですが・・・と光田さんが語っている。
それは徒然草の最後の第二百四十三段に関わるのだろう。
それと、遥かに時代は違いますがとして、二十年前ほど前の杉本秀太郎さんの『徒然草』(岩波書店)の「あとがき」からの引用あり。ここは杉本さんの小林秀雄論。
興味深く読みつづける。
- 作者: 光田和伸
- 出版社/メーカー: 青草書房
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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