「新・話の泉」を聴く

 昨夜、NHKのラジオの番組で「新・話の泉」を聴いた。
 出演は山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史、録音での参加の療養中の立川談志の各氏である。  
 立川談志さんから、これだけは食べたくないものをめぐっての質問が提起される。
 その後、「世の中審議会」になると、今回は「男の家事参加を考える」が議論される。
 三遊亭小三治の落語「粗忽のくぎ」が放送されて、家事を平等に分担する、ということでどんな家事分担が皆様方でされているかが出演者で語られる。
 ジャムの壜(びん)の開け方やごみの出すときの袋の結び方の方法の話が白熱する。
 嵐山さんの家事と火事の洒落の言葉が可笑しい。
 この「世の中審議会」のあとは、柳家小さんの落語「たらちね」が放送された。
 次の問題は「息子の嫁」に何を求めますか? という談話が交わされる。 
 その後、歌謡曲の歌詞に見られる漢字のもつニュアンスの違いをめぐる薀蓄(うんちく)話が興味深い。
 「思う」と「想う」と「おもう」と書いて、その漢字に込められた気持の微妙な言葉を使い分ける日本の言葉のセンスを嵐山さんが話す。なるほど。 
 「立川談志の落語検定」の解答の後、立川談志の録音による小話があり番組は終わる。
 今回は何時もと違ってジョークではなく、談志さんが好きなことで「三毛猫の尻尾、フウー!」と言うのだった。