北國の庇は長し天の川

 昨日、午後8時ごろ晴れた南西の空に三日月が眺められた。
 今朝、5時に外へ出てみると東の空にオリオン座、天頂には天の川が広がっていた。月は見えない。
 まだ静かな夜明け前、虫の音がにぎやかに聞こえる。
 子規の句に、「北國の庇(ひさし)は長し天の川」。明治二十九年の句である。
 夕方、公園の池で糸トンボを見かける。細い糸のようなトンボで、大きさは3センチほどだ。

 来月(10月)の新刊で気になる本。
 昨年(2009年)の四月に亡くなったSF作家・J・G・バラードの自伝が、東京創元社から出るようだ。
 J・G・バラード著『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』(東京創元社)・柳下毅一郎訳 。
 他には、書き下ろしで橋本治著『負けない力』(大和書房)。
 文庫化される深沢七郎著『生きているのは ひまつぶし』(光文社文庫)。
 参照:『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488015282