J・G・バラード著『人生の奇跡』

 12月7日は二十四節気のひとつ大雪であった。気温の低い朝を迎えた。
 朝から曇り空で夕方には小雨が一時降った。夜半に晴れ上がり、星空になる。
 深夜に、おおぐま座が昇って来た。
 蕪村の句に、「夕時雨蟇(ひき)ひそみ音(ね)に愁(うれ)ふ哉
 2009年四月十九日に亡くなったSF作家J・G・バラードの新刊で『人生の奇跡』(東京創元社)を読み終える。
 訳者は柳下毅一郎氏である。バラードの翻訳本が相次いでいる。
 来月(一月)は、Millennium People,2003 J・G・バラード『千年紀の民』(増田まもる訳)が刊行される。
 バラードは上海生まれ、十五歳まで上海で育ち、その間の体験が第一部に描かれ、第二部はその後の両親の母国イギリスへ渡り2007年までの回顧録
 参照:J・G・バラード『千年紀の民』http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488016500

人生の奇跡 J・G・バラード自伝 (キイ・ライブラリー)

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