冬至とゆず

 22日は、二十四節気のひとつ冬至で、ゆず湯に入りカボチャを食べる。
 小春日和の暖冬がつづいていたが、昨日からの寒波で冷え込む。
 今朝の最低気温が0℃、最高気温が4℃。ぶるぶるっと寒かった。
 冬至からクリスマスの頃には、柑橘類のゆずの実が出回り、ゆずの実の黄色が見る者を明るくしてくれます。自然の恵み。

 北半球では一年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日が過ぎると一日一日と日が長くなります。『大辞泉』で冬至を引くと、
 「山国の虚空日わたる冬至かな」(飯田蛇笏)の句が載せてありました。
 『子規句集』に、「仏壇に水仙活けし冬至かな」。明治二十九年の句ですね。
 美術手帖=編『日本イラストレーション史』(美術出版社)を眺めていますと、「インタビュー 矢吹申彦」「インタビュー 小林泰彦」、土井章史・文「絵本」など興味深い。
 「いや、アーティストという意識はないですね。むしろ、やっていることは金工とか木工に近いから、アルティザン(職人)という意識が強いかなと思います」。 
矢吹申彦) 51ページ
日本イラストレーション史