ろんどんと巴里

二十四の瞳

 25日、「高峰秀子特集」の一本、木下惠介監督の映画『二十四の瞳』(1954年、松竹、155分、白黒)を観る。夜の部で、観客は50人ほど。
 11月プログラムに、
 

壺井栄の同名小説の映画化、戦争の時代を背景に、小豆島の小学校に学ぶ12人の子どもたちと、高峰秀子扮する女性教師との心のふれあいを描く。いつまでも変らない美しい風景とは対照的に、子どもたちの運命は戦争によって大きく変えられていく・・・。

 出演は、高峰秀子月丘夢路、小林トシ子、田村高廣笠智衆浦辺粂子天本英世浪花千栄子

 この日のラジオ深夜便が、なんと高松発ラジオ深夜便で、「特集 さぬきの生んだ名作映画」ということで、ゲストの帰来雅基氏による、香川県を舞台にした映画の話だった。 
 もちろん『二十四の瞳』についても話題になる。
  
 来月(12月)の新刊に、野尻抱影著『ろんどん怪盗伝』(みすず書房池内紀解説で出るようだ。
 他に、北杜夫著『巴里茫々』(新潮社)、新海均著『深沢七郎外伝 淋しいって痛快なんだ』(潮出版社)も注目。

ろんどん怪盗伝 (大人の本棚 )

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