『転々私小説論』のこと

 来月(10月)の新刊で、ポール・セルー著・阿川弘之訳『鉄道大バザール 上』と多田道太郎著『転々私小説論』の二冊が出るようです。どちらも講談社文芸文庫からですね。
 最近はポール・セルーをポール・セローと呼ぶようですが、阿川さんの訳されたセルーの方がなじみがあります。

 阿川弘之訳『鉄道大バザール』は講談社文庫版は持っているのですが、講談社文芸文庫の解説を誰が書くか気になります。たぶん、あの人だろうか、などと予想をしています。
 多田道太郎の『転々私小説論』の方は、山田稔著『マビヨン通りの店』(編集工房ノア)を読んで読みたくなり、掲載された雑誌で読み、単行本にならないのが不思議でした。
 文庫になるのは、有り難く大歓迎です。

転々私小説論 (講談社文芸文庫)

転々私小説論 (講談社文芸文庫)

 
マビヨン通りの店

マビヨン通りの店