松かげに鶏はらばへる暑さかな

 31日、最低気温27℃、最高気温35℃。南の風、晴れ。
 29日、公園の池にハスの花が散りかけていた。
 白い大きな花びらの中央に花托(かたく)が大きくなっていた。
 如雨露(じょうろ)のような形だ。

 「松かげに鶏はらばへる暑さかな」。
 芥川龍之介の俳句で、大正六年から八年ごろの句である。
 もう一句、「蒲(がま)の穂はなびきそめつつ蓮の花」。
 大正十二年の俳句です。