団栗の寝ん寝んころりころり哉

 街路樹の周囲にドングリが散らばっていた。手にとって見る。シラカシの実ではないだろうか。
 

ブナ科の常緑高木。山地に自生。葉はやや細長く、裏面は灰白色。四月ごろ、尾状の雄花と苞(ほう)に覆われた雌花とがつき、秋にどんぐりがなる。材を器具に用いる。防風用に植える。名は材が白いことによるが、樹皮が黒いことからクロカシともいう。  『大辞泉 

 「団栗や而(しこうして)後(のち)露時雨(しぐれ)
 「団栗の寝ん寝んころりころり哉
 小林一茶の俳句で、文化五年と文政二年の句です。
 

 10月の新刊に、長尾雅人著「『維摩経』を読む」と間宮陽介著「丸山眞男を読む」が岩波現代文庫で出るようだ。岩波文庫で、池内紀編注『森鷗外 椋鳥通信(上)』も。
 生誕百年記念復刻で丸山眞男の本がいろいろ出ています。
 俳優の宇野重吉も生誕百年ですね。もう一人、深沢七郎もです。
 丸山眞男といえば、広島の原爆体験者だということを忘れてはいけませんね。
 八月六日の朝、宇品にあった陸軍船舶司令部の前で原爆にあっています。
 参照:丸山眞男と広島http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/15480/20141016123253500025/ipshu_25.pdf

『維摩経』を読む (岩波現代文庫)

『維摩経』を読む (岩波現代文庫)