風呂場で読む本

 
 二十四節気のひとつ清明が5日であった。ひと雨ごとに草木の緑が新しくなる。
 快晴で空気が乾燥している。最高気温21℃、最低気温12℃。
 青空に山吹の花が咲き始めた。
 クローバーの花にモンシロチョウを見つける。

 幅允孝(はばよしたか)著『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』(晶文社)を読んだ。
 著者は愛知県生れのブックディレクターで、本屋と異業種を結びつける活動をしているという。
 「地産地読」の小説で兵庫県豊岡市城崎温泉でしか買えない本、万城目学著『城崎裁判』という本の装丁が驚くべきものだった。旅館の若旦那が中心になって作った。
 風呂場で読むことを考えて作られている。表紙がタオルで出来ていて、本文用紙が水をはじく用紙を使った。
 写真が掲載されていて、見た目はタオルである。

本なんて読まなくたっていいのだけれど、

本なんて読まなくたっていいのだけれど、