23日、曇り。寒波が来襲するらしく北風が強かった。最高気温7℃、最低気温3℃。
厳しい北風に赤い南天の実がはっとする鮮やかさだ。
紅梅の花や南天の実が寒のあいだ目を楽しませる。
24日、この冬一番の冷え込みであった。最低気温−4℃、最高気温1℃。底冷えがする厳しい寒気がつづく。
25日、晴れた。朝、うっすらと雪が積もっていた。昼から寒さがゆるむ。
最高気温3℃、朝の最低気温が−4℃。日陰の雪は残雪のままだった。
「寒鮒が売れ新宿の灯の早し」
「寒鮒の跳ねてきまりし棹秤(さおはかり)」
「寒鮒の上を手渡す銀貨かな」
「寒鮒もすぐ新宿の人波に」
中村汀女の俳句で、昭和十三年(1938年)の句である。